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夫の女性問題で夫婦喧嘩の末、夫を殺害した妻

作成者 日本心理教育院(ip:)

作成日 2021-02-17

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2020年11月14日夫の女性問題で夫婦喧嘩の末、「離婚しようと」と言って家を出て行こうとする夫を凶器で殺害した妻に裁判所が懲役13年を言い渡したという記事がありました。

 

この記事を見て不倫の惨憺たる結果を見ているようでした。理由は何であれ妻が夫を殺害した行為は処罰を受けて当然ですが、処罰の観点はなく、夫の女性問題、つまり夫の不倫のよって発生する弊害の観点でお話をしたいと思います。

 

夫の女性問題は夫の不倫につながる問題です。それで妻の立場では不倫の外傷トラウマが発生して、これによって大変な怒りと強力な傷が心にできます。私たちが日常生活を送りながらできる心の傷の大きさを-10くらいの大きさだと仮定すると、外傷トラウマは-10万以上の大きさで、とても危険なものです。夫の不倫で外傷トラウマを抱えている妻たちの中で、離婚ではなく何とか夫婦関係を回復させようとする場合は、カウンセリング受けたり、夫のために努力したり、不倫女に対処をしたりと不倫問題を解決しようと努力をします。おそらくこの記事の妻も夫の不倫問題を解決するために多くの努力をしてきたと思われます。しかしいかなる方法でも夫の関係依存は治療されないので、不倫問題は繰り返して発生し、妻の外傷トラウマはますます大きくなって、ヒステリー性の怒りが爆発して一瞬理性を失い、この記事のように自分が何をしているのかも自覚がないまま殺人に至ったものだと思われます。

 

不倫をする夫は重度の心理障害である関係依存が原因であり、男の関係依存は認識障害と表現障害が同時に発生したものです。表現障害が現われるときは不倫相手の女に対して強迫が形成され不倫女にのめり込みますが、認識障害が現われるときは、人間関係における些細なストレスにも耐えられずに回避しようとします。この記事の夫もストレスに耐えられずに回避しようとして「離婚しよう」と言って家を出て行こうとしたのでしょう。

 

このような現象は他人事ではありません。

 

夫の不倫が発生すると、夫には認識障害と表現障害が同時に発生した関係依存の状態であり、このとき妻には外傷トラウマという強力な傷を抱えることになります。この状態が悪化すると、いつ何が起こるか分からないとても危険な心理状態になるということを私たちは知らなければなりません。しかし現状はこの心理を治療しようとするのではなく、表の問題に対処して解決しようとすることだけにフォーカスが置かれています。不倫問題は関係依存と外傷トラウマの観点で治療してこそ根本が解決されるのですが、この事実を知る人もいません。そしてこれが不倫問題で苦しむ皆さんの現実でもあります。

 

治療ではなく解決だけをしていると、根本を治療していないので、また別の問題が発生して、それに対処をすると、また別の問題が発生するを繰り返し不幸な人生を送ることになるのです。

 

不倫を治療の観点ではなく、問題解決の観点で何かをしようとすると、これからもこのような犯罪は増えていくしかありません。自分の外傷トラウマを治療せずに問題解決だけをしていると、とても恐ろしい結果をもたらします。外傷トラウマは一生をとおして自分の中で作用し続け、徐々に大きくなって不幸な人生になります。すると自分の子どもと家族はどうなるのでしょうか。

 

多くの不倫の専門家たちも問題解決だけをしており、私たちみんなもそれが正しい方法だと確信をもって、治療のことは考えていないのが現状です。不倫が発生したときは、問題解決の観点ではなく、先に治療の観点から考えなければなりません。自分の心理を治療をしたあとでようやく問題の解決なり対処なりをしても遅くないのです。 


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