この動画は2021年１月21日の記事を基に製作されました。記事の内容は、5年前に愛知県稲沢市で起きた殺人放火事件の裁判の話ですが、事件の概要は、被告の浅野勉氏は不倫関係にあった菅野優子氏の夫を凶器で殺害し、放火したなどの罪に問われ裁判が開かれているという内容です。被告は正当防衛だと主張していますが、検察側は強い殺意に基づく犯行だと主張しています。

この記事のような事件は日本だけではなく全世界で関係依存による犯罪は多発しています。関係依存の不倫による弊害と危険性に一番先に晒される人は、その配偶者と子どもたちですが、この事件はそれを端的に示す事例だと言うことができます。

日本心理教育院では不倫の原因を心理障害の関係依存の観点で解釈して治療を行っています。また配偶者の不倫が発覚されると相手配偶者には強力なストレスと傷である外傷トラウマが発生します。

しかし全世界の専門家たちも多くの人たちも不倫の原因を関係依存、つまり不倫当事者たちが話している夫婦の問題、性の問題、愛の問題、個人の問題、社会や環境の問題だと話しているのをそのまま信じてその観点で分析、解釈しており、不倫は他人事だと安易に考えている結果、突如その被害はいつでも自分に発生し得るのが現状であります。

ここでは犯罪の観点ではなく、その根本になる心理障害の関係依存の危険性についてお話をしたいと思います。

この記事の被告の男は、関係依存であり認識障害と表現障害が発生している状態で憤怒調節障害もあると分析されます。また不倫関係にあった女も同じく関係依存ですが、感情障害と表現障害があり、ヒステリーもあると考えられます。

殺害された夫は妻の不倫事実を知って外傷トラウマを抱えており、トラウマの作用によって被告に向かっていき、被告は憤怒調節障害によって殺害したものだと見られます。そして殺害の証拠をなくすために放火したものだと分析できます。

不倫の原因は関係依存ですが、男は相手女の反応に依存しているもので、女は相手男の関心に依存しているものです。そして関係依存が継続されると男には憤怒調節障害が伴われ、女にはヒステリーが伴われるようになり、小さなストレスにも耐えられずに理性を無くす状況が発生します。この場合は殺害された夫の外傷トラウマによって二人に危害を加えようとして、被告も理性を失い最悪の犯罪が起こったと見ることができます。

もし私たちが不倫の原因が関係依存だという事実、そして不倫された相手配偶者には外傷トラウマが発生するという事実を知って、その認識が社会に広まっているなら、もし不倫が発生しても被害を被ることなく、どうすれば幸福な人生に転換できるかの回復方法についても知ることができるようなります。

この記事をとおして不倫の関係依存と外傷トラウマがどれほど深刻な心理の障害であり、それによって深刻な弊害がもたらされるのかについても知らなければなりません。不倫の原因と弊害について知らずに、それを治療する方法を知らずに対処をすると、その被害はそのまま自分と子どもたちに回ってくるということを忘れないでください。

もし自分の配偶者が不倫をしたなら、配偶者も不倫相手も関係依存だといういうことを知り、自分には外傷トラウマが発生して大変な苦痛を覚えるという事実を知っておいてください。この場合は、自分の幸福な人生のためには、自分に発生した外傷トラウマを治療することが先であり、自分が治療されるまでは関係依存の配偶者には関与しないことが得策です。今配偶者に何かをしようとするのではなく、自分の外傷トラウマを治療してから関係依存の配偶者はどうすれば良いのかを考えて判断しても決して遅くありません。

自分が治療されていない状態で配偶者に対処をしようとすると、自分と子どもがどんな被害を受けるかは誰も予測することができません。また治療をしないと自分の外傷トラウマは徐々に大きくなり不幸な人生を送るしかありません。

配偶者の不倫が発生したときは、必ずこの事実を肝の銘じて、この事実を知らなければ人生は崩れる方向に進んでいきます。一日も早く自分に発生した外傷トラウマを治療して幸福能力をつけることのみが不倫問題を解決できる唯一の方法です。