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<性こころ理論>認識と性認識

作成者 日本心理教育院(ip:)

作成日 2021-05-22

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内容


「こころ理論」と「性こころ理論」は心理治療に必ず必要な革命的な理論である。

「こころ理論」と「性こころ理論」が分からないと心理治療の原理について知ることもできない。

 

 性こころにおいては性心理がはたらく。そして性こころがはたらく時、必ず心も同時にはたらき、心理がはたらく。性心理は性認識、性記憶、性表現がはたらく。性こころの性認識と心理の認識は共にはたらく。


 認識がはたらくと、こころ情報と性情報が感覚器官に流入される。性情報が性こころに伝達されることを性認識と言い、こころ情報が心に伝達されることを認識と言う。


 心において心理がはたらく時、認識は意識がはたらく。そのため流入されるこころ情報を感じることができる。しかし性こころに伝達される性情報は感じることができないが、これは性無意識がはたらくからである。認識は心の意識がはたらくが、性認識は性こころの性無意識がはたらく。したがって性情報は自覚できず、こころ情報だけが心の意識で自覚され感じられる。


 性無意識において性エネルギーが生成され、性習慣によって性記憶される。この時、流入された性情報に性傷を結合し性記憶する。こころ情報と感情が記憶され、性情報と性傷が性記憶される。


 きれいですらりとした女性が通り過ぎるのを見ると、その瞬間、男には性傷が発生する。性傷は自分の性習慣によって決まる。また、ある男がストッキングが好きなら、ストッキングが性情報としてすでに性記憶されており、それ以降はこれに関するすべての情報が性情報として流入される。そのためどのようなストッキングを見ても性傷が生じるが、自分に性傷が生じることは自覚できない。これは性認識ではたらく性無意識のためで、性無意識は自分で統制することができない。


 家で一人で暮らすか、山の中で一人で暮らすか、性情報の流入が遮断されてこそ、性傷は生じない。性情報を遮断するためには他人と接してはいけないので人間関係が必要なくなる。人間関係がないと価値追求ができず、情熱が生まれないため、ただ生存するのみになる。人間関係の中で生きる時にたくさんの性情報を流入しているのが性無意識である。


 性認識に性無意識がはたらくため、性情報に対する性認識によって性傷を生成し、性記憶に保存する。また、認識は意識がはたらくため、きれいな女性を目で追うことを自分で自覚できる。そのため男性は相手女性をちらっと見ただけで頭の天辺から足の爪先まで一瞬で目に入ってくる。これは瞬時に性情報として流入され性傷と共に性記憶されるからである。


 相手女性のことを忘れても、胸の大きさ、腰、お尻の大きさなどは性記憶している。これは性情報によって性傷が共に性記憶されるからであり、女性を一目見た瞬間、流入された性情報だからだ。他の事は記憶できず、必要ないものも記憶できないが、性情報は性記憶したくないからといって性記憶できないのではない。


 性傷が治療されないと性情報が流入される時、または性情報を性意識で性表現する時、性傷がはたらく。性認識は性無意識がはたらくため、任意に統制することはできない。性情報が流入されることは仕方のないことである。そのため入ってくる性情報を遮断するよりはすでに入ってきた性傷を治療する能力を身につけるのが最も良い方法だ。


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