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<こころ理論>人間の心理構造

作成者 日本心理教育院(ip:)

作成日 2021-05-26

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内容

 

<本文は出版図書「こころ理論」の一部を抜粋したものです>

 

心理は老若男女を問わず、人間であれば構造はみんな同じである。人間の心理は三つで構成される。

 

第一に記憶心理がある。人間の記憶は事実を記憶し、同時に感情も記憶する。事実と感情を同時に記憶するのを記憶心理という。このとき事実の記憶は男性と女性が同一であるが、感情の記憶は男性と女性で異なる。男性の心と女性の心のはたらきが異なるからである。男性はネガティブ気分を記憶することができず、ポジティブ気分をよく記憶する。反面、女性はネガティブ感情はよく記憶しポジティブ感情は記憶することができない。

 

第二に認識心理である。人間は外部の事実を認識する。外部の事実を身体の五つの感覚器官をとおして受け入れ、感覚に転換させ、この感覚に対してこころ遺伝子が感情を判定したあと感じられるようにする。この感じを総合し外部の事実に対する感情として自覚する。このように外部の事実と感情を結びつけて考え、自覚する一連の過程を認識心理という。

 

事実の情報は外部の情報と記憶されている情報を意味し、この事実に対しする感じを自覚するのが感情である。このとき外部の情報に対して感情が自覚されることを認識心理と言い、感情は意識で自覚され感じられる。したがって認識心理においては事実と感情を分離しなければならず、事実よりは感情がどのように作用しているかを知ってこそ認識心理を正確に解釈できる。

 

事実というのは身体の五つの感覚器官をとおして受け入れた感覚情報を言う。もし、交通事故が起きたとすれば、交通事故は事実で、事実の瞬間を現象と言う。事実の最小単位が現象である。また感情は現象の感じが総合され、事実に対して思考が自覚し感じることを言う。この感情は外部の事実に対して「思考」で自覚され、認識される感じが総合されたものである。結局、感情は事実に対して思考がもう一度はたらくことによって感じられる。

 

第三は表現心理である。表現心理は感情を表現するときにはたらく心理である。情報と感情を表現するときはたらく。感情が外部に表現される過程を見てみると、思考として自覚された感情を表現する方式と無意識である習慣がはたらいて表現される方式がある。思考として自覚された感情を表現する場合は、思考で自覚された感情を意識によって言葉と行動、表情で表現するが、このときは思考で自覚された感情は一つだけが表現され、思考で自覚されない言葉と行動、表情は無意識である習慣によって表現される。これにより思考の感情は一つだけが表現され、それと同時に表現される言葉と行動、表現は無意識がはたらく。

また、事実に対して無意識である習慣がはたらいて意識で自覚するようになる。このとき意識で自覚される過程が内部に表現する過程である。

 

習慣により感情を表現する場合はこころ遺伝子のはたらきで発生する現象である。こころ遺伝子は情報に対して幸福遺伝子によって幸福の如何を判定し、感情遺伝子によって感情を判定したあと、防御遺伝子と衝動遺伝子がはたらく。防御遺伝子と衝動遺伝子がはたらくとき無意識の習慣で処理されるが、このとき言葉と行動、表情をとおして外部に表現され、内部に表現して意識で自覚される。思考で自覚された感情とは関係なく、こころ遺伝子によって無意識で表現される。

 

このように心理が三つで構成されていることを簡単に考察してみた。心理においては感情と事実の記憶が分離されている。このとき女性は外部情報に対する認識心理として発生する感覚情報の気分よりは感覚情報を無意識である習慣がはたらいて発生する感情が重要である。その反面、男性は感覚情報の気分が感情よりも重要にはたらく。感覚情報に対する感情は意識で自覚するが、このときストレスが発生するため男性は感情よりは感覚情報の気分を重要に認識するのである。だから男性には感情がないかのように感じられる。

 

男性は意識において感情を感じるとストレスが誘発されるため未来の幸福を追求することができない。その反面、女性は意識において感情を自覚することを重要に認識する。五つの感覚器官をとおして入ってくる感覚の気分よりは自分の無意識である習慣がはたらき、つくられた感情が重要だからである。

 

心理とは、感情を認識し、記憶し、作用し、処理し、表現する過程を調整して統制することを言う。したがって認識心理は外部の情報を心で受け入れる過程であり、表現心理は心を外部に表現したり、意識として自覚する過程である。このとき認識心理は意識がはたらき、表現心理は無意識の習慣がはたらく。

 

意識は思考で自覚されるが、習慣は自覚されない無意識である。だから人間は認識したことはしっかり記憶するが、表現するときは無意識がはたらくためあまり記憶することができない。

 

 

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