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<こころ理論>こころ理論の研究背景

作成者 日本心理教育院(ip:)

作成日 2021-05-26

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内容

 

<本文は出版図書「こころ理論」の一部を抜粋したものです>

 

著者は過去17年間、不倫・浮気カウンセリングと心理障害の治療のためのカウンセリングを行ってきた。現在は韓国心理教育院にてこころ教育、性こころ教育、心理治療教育、性心理治療教育、性機能障害治療教育、不倫・浮気治療教育などを行なっている。不倫・浮気によって発生する心理障害を分析し、この過程において男性と女性の心理が複雑に作用していることが分かるようになり、心理の根本メカニズムを研究した。

 

不倫・浮気により発生する心理障害は、既存の心理理論では解決が不可能なほど個別の心理障害、夫婦葛藤、セックス問題、家族問題、社会問題、経済問題などが網羅されたさまざまな心理が複合的に作用していた。そのため心と心理がはたらくメカニズムを知らないと心理障害を治療することはできないということに気付いた。

 

こころ理論においては既存の心理理論とは異なる概念を導入した。従来知られている意識と無意識を心理から分離し、また無意識は習慣と心エネルギーに区分した。こころ理論では幸福を追求する心によって心理がはたらき、男性と女性が互いに異なる幸福を追求していると仮定している。

 

心理は心を中心に認識心理、記憶心理、表現心理の三つに分類した。認識心理では意識がはたらき、記憶心理では意識と無意識がはたらき、表現心理では無意識がはたらく。そして既存の防御機制は習慣として現れた結果のパターンであり、人間固有の防御機制ではない。こころ理論においては人間の防御機制を拒否防御機制と受容防御機制のみに分類している。

 

こころ理論において心は三つの基準をもっている。第一に「幸福追求の基準」として「男性は未来の幸福を追求し、女性は現在の幸福を追求する基準」である。情報が追求している幸福の基準に合うか合わないかによって感情が発生し、心理がはたらく。

 

第二にネガティブ感情とポジティブ感情に対する防御機制として「幸福追求の基準による防御機制」をもっている。「男性はネガティブ気分に対する拒否防御機制とポジティブ気分にたいする受容防御機制がはたらき、女性はネガティブ感情に対する受容防御機制とポジティブ感情に対する拒否防御機制がはたらく」。このことにより男性はネガティブ気分は記憶できずポジティブ気分を記憶するが、女性はネガティブ感情を記憶してポジティブ感情を記憶できない。

 

第三に「性こころ(xesmind)の基準」として、「男性は情熱の過程において性こころがはたらくが、女性は愛の過程において性こころがはたらく」。そのために男性は情熱の過程において性こころがはたらき、性行動(sex)を追求するが、女性は愛の過程において性こころがはたらき、性行動(sex)を愛として認識する。

 

この三つを基準に心は意識と無意識を統制し、すべての感情を幸福を追求する基準に合わせて作用する。これが心理の基準であり、こころ理論の概念である。

 

心理障害とは心の基準で心理がはたらくとき、心理が異常にはたらくのを分類したものである。幸福と不幸、そして治療の対象として分類したものではないため、心理障害が発生したからといってすべてが不幸なわけではない。

心理障害が発生したとしても自分と相手、周りの人たちが共に幸福でいられるのであれば、これは治療の対象ではなく、不幸とは言えない。しかし心理障害によって自分、または相手や周りの人たちが不幸になるなら、これは治療の対象になる。

 

したがって心理障害に対する先入観や偏見をもつべきではない。良いことを良いとばかり思ってならず、悪いことを悪いとばかり思ってはならない。良いことのの裏には悪いことも存在し、悪いことの裏には良いことも存在する。これがこころ理論の哲学である。

 

<本文は著作権保護を受けています。無断で使用することを禁止します>

 


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