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<こころ理論>人の存在と人間の自己実現

作成者 日本心理教育院(ip:)

作成日 2021-05-26

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内容

 

<本文は出版図書「こころ理論」の一部を抜粋したものです>

 

人は生存して存在しながら自分だけの幸福を追求する。それで人であれば誰もが自由であり、平等であり、自分の幸福を追求する権利をもっている。人間は人として存在するが、他の人たちとの関係において存在する意味と価値をもつ。もし皆さんに子供がいるなら、自分の幸福だけを追求するのではなく、子供を養育する過程で自分が存在する意味と価値をもって喜怒哀楽を感じ幸福を追求する。子供の表現を認識し、逆に子供に対して表現し、子供のことを思うときは、心と心理が人間としてはたらく。これを人間の自己実現という。

 

人が生存しながら自分だけの幸福を追求するなら、人間は自己実現をとおして幸福を築いていく。自分が存在することを前提にして自ずから自分の存在の意味と価値を実現していくことが自己実現である。

 

 自己実現をするときにもっとも優先されるのが身体の健康である。健康であってこそ生存し存在することができる。すなわち人として存在しなければならないのである。その次は心である。心が安らかで余裕があれば、自分だけの幸福を感じ、自分が存在する意味と価値をつくり出しながら共にする幸福を感じる。このように存在の価値と意味をもつようになると、自ずと知的欲求が生じる。記憶心理がはたらくようになり、記憶情報をさらに豊かにしようとする欲求が生じる。知識の勉強に限らず、子供たちは好奇心が旺盛な理由も知的欲求がはたらき自己実現を追求するからである。知識、技術、経験、理解、悟りなどはすべて知的欲求である。

子供たちは大人よりもうまく自己実現を追求している。記憶には多くの記憶データがあるが、ポジティブデータだけではなく、ネガティブデータも存在する。

 

したがって大人は知的欲求を満たすに当たって多くのことを考えるが、子供はポジティブデータであれ、ネガティブデータであれ、記憶データが足りないため無条件に記憶にため込もうとする。それで子供たちには記憶データを豊かにしてあげるほうがいい。だからといって良い記憶データだけが存在すると、何が悪いことなのか分からなくなり、大人になったとき正しいことと正しくないこと、良いことと悪いことを区別することができず問題が発生し、ストレスや傷により困難を覚えるようになる。

 

だから良いものや悪いものをすべて受け入れ記憶しなければならない。悪いものはなぜ悪いのかが正確に分かれば自分にとって貴重な記憶データになる。ストレスと傷の記憶を悪いものとばかり考えてはいけない。何が悪いのか、何が自分に痛みを与え、苦痛を与えているのかを正確に知ることができる基準が形成されることは自己実現を追求するとき重要な思考の基準となる。

 

<本文は著作権保護を受けています。無断で使用することを禁止します>

 


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