＜本文は出版図書「こころ理論」の一部を抜粋したものです＞

「こころ理論」は人と人間、そして人間関係と関連するすべての分野に適用することができる。医学、学問、生活、ビジネス、教育、その他さまざまな分野と関連させて研究することができる。こころ理論は心理の標準と規則であるため、人間が追求する自己実現と幸福の原理を知ることで各自の分野で再解釈することができる。

第一に、教育の分野においては全人教育、教育心理、教育の方法と技法、学習能力と学習方法、理解力の向上、集中力の向上、記憶力の向上、情操教育、代案教育、教授法、講義技法、その他教育と関連するさまざまな教育理論と教育技法を新しく解析し、開発することができる。

第二に、宗教の分野においては神の存在に対する確信、現実的な信仰、人間と神との関係、経典の解釈と実生活への適用、似非宗教の区別、社会貢献、宣教活動、聖職者の役割と姿勢、宗教と聖職者と信徒に関連するさまざまな解析をすることができる。

第三に、心理理論の分野においては既存の心理理論にこころ理論を適用すれば人間の心理研究、心理分析、心理診断、心理予測、心理問題予防、心理治療が可能になる。また心理と身体の関係性を研究して心理障害の治療法をはじめとする身体の疾病治療に対する研究も可能である。

第四に、カウンセリング技法と治療技法の分野においては心理障害を分析し治療するときこころ理論を適用すれば心理障害のカウンセリング技法と治療技法を新しく開発することができる。カウンセリングと治療の原理が同一だからだ。こころ理論を開発してうつ病、躁うつ病、依存症、パニック障害、不安障害、PTSD、ADHD、身体化障害、心理化障害などのカウンセリング技法と治療技法を新しく開発することができた。したがってさまざまな病症や障害を治療できるカウンセリング技法と治療技法の開発が可能である。

第五に、インターネット、スマートフォン、SNS、ITなどの分野においては感情システムの研究と開発、感情を有するロボットの研究と開発、感情分析、心理スマートフォン、人間の活動と同一のSNS、感情ビッグデータの分析など、人間の心理と感情を既存の情報とともに分析し活用することのできるソリューションが開発できる。

第六に、経営とビジネスの分野においては経営心理、CEO及び役員と社員の心理、人間関係、ビジネスと幸福の関係、生産性の向上、収益性の向上、企業文化の発展、社会的な貢献、広報とマーケティングの心理、消費心理、購買心理、付加価値の創出、ビジネスアイテムの開発、ビジネスと経営のアイディア、事業計画、経営理論、その他の理論と技法を新しく解析し、開発することができる。とくに心理を知ると、ビジネスのアイテムが多くなり、経営技法を容易に分かるようになる。経営とビジネスは人間関係を基礎に成り立っているからだ。

第七に、医学と生理学の分野においてはさらに活用できるところが多い。医学と生理学は身体（体、脳、身体臓器を含む）を研究し、疾病の予防と治療を目的としている。しかし人間は体と心が心理でつながってはたらくため、体は心に影響を与え、心は体に影響を与えるということは周知の事実だ。

今まで身体の研究開発の結果にこころ理論を適用し、一緒に研究すると新しい医学と生理学の理論と治療法を開発することができる。身体の疾病の原因において心理の影響が大きいと予想されるが、これに対する研究と開発はまだそれほど進んでいない。したがってこれから研究する内容が多くて広範囲な分野である。

それ以外にも社会、文化、人文、哲学、思想、人類、文明、歴史、メディア、政治、大衆、捜査と犯罪など、さまざまな学問分野にこころ理論を適用すれば既存の学問理論を改善して発展させることができ、新しい学問理論と技法を開発することができる。

このように人と人間が連係した分野はすべて研究し開発することができる。さまざまな理論の研究と技法の開発にも有用であるが、ビジネスの側面においても未来における付加価値を創り出すことができると考えられる。

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