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<こころ理論>心と心理

作成者 日本心理教育院(ip:)

作成日 2021-05-26

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内容

  

 

<本文は出版図書「こころ理論」の一部を抜粋したものです>


心理のメカニズムは実に単純である。心理は日常において常にはたらいているため人間であれば誰もが作用しているが、そのメカニズムを認識できないだけである。

 

人間の心理は認識心理、記憶心理、表現心理の三つで構成されている。心は心理を統制するために意識と無意識で構成されている。認識心理は外部の情報を心の意識で自覚させるはたらきをして、記憶心理は外部の情報を記憶したり、記憶された情報を意識、または無意識が処理するはたらきをする。また表現心理は心の無意識をとおして外部に表現させるはたらきをする。

 

この三つの認識心理、記憶心理、表現心理は人間であれば誰も作用しているため心理を簡単に理解することができ、心理障害を分析し治療することができ、人間関係においての心理を明確に証明することもできる。また思想、哲学、宗教、科学、人文、社会、政治、経済、文化、芸術、その他のすべての人間関係の理論と原理が、心理にすべて存在していることを証明することができる。したがって心理を正確に解析することができれば聖書、仏経、コーラン、その他の経典を解析することも難しくなく、心理は万物の道理であることが分かる。

 

また医学と科学によって証明された身体の生理現象とともに心理を研究すると、心理障害と身体の疾病が相互につながっていることが分かり、人間の幸福を研究することができる。各個人が社会の構成員として自己考察と幸福を遂げることが可能で、さらに人間と人類の平和と発展、調和と秩序、自由と平等に貢献することができる。したがって認識心理、記憶心理、表現心理を究明し、心理のメカニズムを知る必要がある。これが「こころ理論」である。

 

人間心理は原始社会と古代社会のシャーマニズム(Shamanism)とエクソシズム(Exorcism) から現代社会にいたるまで持続的に研究発展され、数多くの心理理論が開発されており、現在においてはフロイト(Freud, Sigmund)のリビドー(Libido)と無意識の精神分析理論をはじめ様々な心理理論が開発されている。このすべての心理理論は人間の心理に対するカウンセリング理論と心理治療の理論である。これは心理理論というよりは心理障害が発生した際、心理障害を治療する技法と方法についての理論であった。したがって心理の基準に関する理論がなかった。これによって心理障害に関する治療方法が開発され続けているが、未だに心理障害の原因と治療は正確にできていない。新しい心理障害が発生すると、それに関する新しい治療方法を研究し、新しい理論をつくっている。このような流れから心理の基準と言える心理理論を確立するべきという目標をもって研究開発したのが「こころ理論」である。

 

「こころ理論」は今まで開発されたすべての心理障害の治療方法を再評価することのできる心理の基準となり、これをとおして心理障害の原因と治療を究明することができる根本的な理論になれると考えている。

 

心理は人間としてもっている感情の流れと状態を統制する規則として、外部の情報を認識し、感情を生成し、記憶し、思考し、外部に表現する一連の過程である。

 

心理を理解するためには人間の体と心において心理が相互作用する規則を知らなければならない。人間の身体は内部器官と外部器官に分けられるが、内部器官は人間の身体を維持する機能的役割のために必要であり、外部器官は心理のための機能的役割のために必要である。

 

感覚器官である目、耳、皮膚、鼻、口は外部の情報を心に認識させる役割をし、言葉と行動のための口、表情、腕、足の動きは心によって感情を外部に表現する役割をする。このように感情を認識する役割は認識心理がはたらき、感情を外部に表現する役割は表現心理がはたらき、事実の記憶は意識によってはたらき、感情の記憶は無意識によってはたらく記憶心理がはたらく。このように認識心理、記憶心理、表現心理は心理の基準であり、全ての感情を統制する規則をもっている。

 

人間の感覚器官のうち、外部の情報を受け入れる役割と感情を表現する役割を同時にする感覚器官がある。皮膚は外部の情報を受け入れ、外部に情報を表現することを同時にする。皮膚の一つである性器も感じを認識し、感じを外部に表現する役割を同時にする。それで皮膚と性器は心理の交差点だと言え、女性の現在の幸福を追求する心と男性の未来の幸福を追求する心がともにはたらく交感の核心になる。

 

したがって皮膚の接触と性行動は人間の心理において男性の情熱と女性の愛を生成する核心であり、傷と幸福の根源である。また、口は舌の味覚をとおして認識し、声帯の響きによる声をとおして外部に表現するので厳密に区分すれば感覚器官が分離されているが、口も結局は情報の認識と表現が同時にはたらく器官である。

 

<本文は著作権保護を受けています。無断で使用することを禁止します>

 

 


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