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<こころ理論>認識心理

作成者 日本心理教育院(ip:)

作成日 2021-05-26

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内容

 

<本文は出版図書「こころ理論」の一部を抜粋したものです>

 

人間は体と心が一つになっている。このうち身体の感覚器官は身体と認識心理をつなげる。感覚器官をとおして外部の情報を受け入れ、意識で自覚し、記憶し、感情を処理するために心理がはたらく。身体の感覚器官は外部の情報を受け入れる目、耳、皮膚、鼻、口(舌)など五つで、これらの感覚器官をとおして心理に受け入れる。

 

この身体の五つの感覚器官をとおして外部の情報が入ってきたとき、目の情報は視覚、耳の情報は聴覚、皮膚の情報は触覚、鼻の情報は嗅覚、口(舌)の情報は味覚という。このように感覚器官によって受け入れられた情報を「感覚情報」という。五つの感覚器官は「外部情報」を「感覚情報」に転換する。

 

外部の事物や現象を五つの感覚器官をとおして五つの感覚情報に転換し、心理に認知できるようにする。このように外部情報を受け入れたあと五つの感覚器官ごとに視覚情報、聴覚情報、触覚情報、嗅覚情報、味覚情報に転換し、これを総合して一つの感覚情報をつくりあげる。この感覚情報は感じられるもので、これを意識で自覚し、感じられる情報が持続的に維持されると、これを感情という。したがって感情は思考や記憶の感じが持続されることだと言える。

 

この過程を認識心理という。つまり、外部情報を五つの感覚器官で受け入れて無意識において感情をつくり出したあと、外部の情報に対する感情で自覚するようにする過程である。皮膚の接触において良い感じと悪い感じをもつとき、皮膚接触の情報と感じが結合して皮膚接触が感じをもつようにつくり出す役割をする。

 

このとき感覚器官をとおして外部情報が持続的に入ってくると感覚情報が持続され、感じられる情報も持続しながら感情を自覚して感じられる。ところが外部情報が入ってこないと感覚情報が中断され、感じられる情報も中断され感情を感じることができなくなる。このように外部情報が入ってこないと感情が感じられないことを一時的な感情である「気分」という。その反面、外部情報の流入が中断され、感じられる情報も中断されたにも関わらず気分を持続的に感じる場合があるが、これを「感情」という。これは記憶情報に対して無意識である習慣がはたらき持続するためである。

 

こころ遺伝子は外部情報が感覚器官をとおして入ってくると感覚情報に転換する。この感覚情報を思考において感じられる情報として認識され、自覚するようにすることはこころ遺伝子の結果を無意識の習慣が処理するとき発生する。男性と女性が外部情報を受け入れ、処理する過程において感覚情報に転換するときのこころ遺伝子のはたらきが異なる。それで外部情報を感覚情報に転換するとき男性と女性の感覚情報の認識が異なり、自覚も異なる。

 

男性は感覚情報が未来の幸福に合致することが重要であり、感覚器官をとおして入ってくる感覚情報が未来の幸福を追求し、ポジティブ気分を誘発することを好み、これに合わないのは除去する。それで男性は感覚情報に忠実で、五つの感覚器官をはたらかせて面白さや楽しさを感じ、情熱の気分と幸福の気分をもとうとする。

 

その反面、女性は感じられる情報が現在の幸福に合致することが重要である。感じられる情報は感覚情報が入ってきたあとこころ遺伝子によって無意識である習慣が処理しながら決まる。この感じられる情報が現在の幸福を追求し、ポジティブ感情を誘発できるようにネガティブ感情を治療し、無感情に転換することを好む。それで女性は感情情報に忠実で、愛の感情と幸福の感情をもとうとする。

 

感情情報が持続できるようにすることは女性に発生し、感覚情報をつくることは男性に発生する。男性は感情情報よりは感覚情報によって情熱の心エネルギーが発生し、女性は感覚情報よりは感情情報によって愛の心エネルギーが発生する。ただ女性には感覚情報がまったくないとか、男性に感情情報がまったくないと言っているわけではない。比較にならないほど差が大きく、ほぼないと言ってもいいくらいという意味である。

 

外部情報を身体の感覚器官をとおして受け入れるのは男性も女性も同じである。しかし各感覚器官ごとの感覚情報が総合され一つの感覚情報となり感じられる情報に転換されるとき男性と女性が異なり、人によっても感じるものが異なる。感じられる情報に対して男性と女性が異なるのはこころ遺伝子のはたらきが異なるからで、人によって異なるのは感覚情報が総合されるとき歪曲される現象が発生するからである。また五つの感覚器官のうち、いくつの感覚器官がはたらいたかによっても認識が異なる。

 

例をあげると、梅干しを食べるとしよう。梅干しを食べるときに目で見るときの視覚情報をとおして梅干しだということがわかり、鼻の嗅覚情報をとおして梅干しの臭いがわかり、口と舌の味覚情報をとおして梅干しの味がわかる。ところが目隠しをし、鼻をつまむと視覚情報と嗅覚情報を受け入れることができなくなるが、このとき梅干しを食べると、口と舌の味覚情報だけで受け入れることになる。そうすると実際の梅干しの味とは異なる味を感じる。つまり事実が歪曲されて認識される。

 

このようにいくつの感覚器官が情報を受け入れたかによって外部情報を受け入れ、認知する内容が異なる。つまり感覚器官が多くはたらけばはたらくほど外部情報を正確に認知する。したがって感覚器官に障害があると外部情報に対する正確さが低下し、事実とは異なった認識をする場合が多い。そのことによって発生する感じられる情報と感情情報も異なってくる。

特に感覚器官ごとに外部情報を受け入れるとき解析される情報の量は「視覚情報≫聴覚情報≫触覚情報≫嗅覚情報≫味覚情報」の順で差が大きい。そのため外部情報の歪曲現象は「視覚障害≫聴覚障害≫触覚障害≫嗅覚障害≫味覚障害」の順に現れることがわかる。

 

外部情報を歪曲して認知すると感じと感情が異なって現われる。外部情報の事実とは異なる認知をする場合、まず先に自分の感覚情報と感じられる情報が歪曲されることもあり、感情情報に転換するときに歪曲されることもあり得る。したがって外部情報が事実と異なって認識される場合には、この二つの歪曲の現象を考えなければならず、自分が受け入れた外部情報が事実と異なることがあり得るということも考慮しなければならない。このように外部情報が歪曲されて認識されることを「認知誤謬」という。

 

このような認知誤謬は男性よりは女性のほうに多く発生する。女性は感覚情報よりは感情情報を重要に認識するため、男性よりはもう一段階をより多く処理する過程があるため歪曲される可能性が高くなる。男性は感覚情報と感じられる情報に忠実であり、女性は感じられる情報による感情に忠実であるからだ。

 

感覚情報を重要に考え認識する職業のうち、最高の専門家には男性が多く、感情情報を重要に考え認識する職業のうち、最高の専門家には女性が多い。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の情報を重要に考え、認識しなければならない専門家には男性が多いが、もし女性が専門家だとしたら感情情報よりは感覚情報に忠実となり、心理障害が発生したとみることができる。また事実に対する感情を重要に考え、認識しなければならない専門家には女性が多いが、もし男性が専門家だとしたら感覚情報より感情情報に忠実となり、心理障害が発生したとみることができる。

 

しかし心理障害だからといって精神的に問題があるわけではない。心理に障害が発生しただけのことである。感覚情報と感情情報を調整する能力をもっているか、問題を解決する習慣をもっている場合は自分の幸福と他人の幸福を同時に追求することができるため、このような心理障害は治療する必要はない。したがって心理障害だからといってそれ自体が悪いことなのではなく、心理障害によって問題が生じ、被害が発生することが悪いのである。

 

最高の専門家の中に心理障害が多い理由は、心理を最大化できる能力をもっているため、心理障害になるしかなく、集中力と記憶力が最大化されることも心理障害だからできることだからだ。心理障害がないと人類の文明は発展せず、新しいことを創造することはできない。

 

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